住宅履歴情報の登場
平成18 年に施行された住生活基本法によって、日本の住宅は、「まだ使えるものを次々と建て替えてる」のではなく、「いいものをつくって、きちんと手入れして、長く大切に使う」ストック重視へと転換し始めました。それはつまり、既存住宅の資産価値を維持・向上させ、欧米のように住宅資産を使い回しながら、ゆとりある暮らしを実現しようということ。
欧米型のストック重視になれば、これまでどんなに大切に住んでも築年数でどんどん下がっていた住宅の資産価値を、維持・向上させることもできるのです。そして、それを可能にするのが、適正な住宅資産価値を判定するための根拠となる「住宅履歴情報」です。