空調設備だけで室内環境を整えようとするのは間違い!
室内の温熱環境を快適にする方法として、まず最初に思いつくのは、冷暖房器具などを取り付けることだと思います。
でも、右の家のようにたくさんのエアコンを用いて、室内を快適にしようとするのは、何か間違っているように思えませんか?
家族が長く暮らすということ
私たちホームラボのコンセプトは「家族の幸せ研究所」。
家は家族の幸せな暮らしを守ってこそ、その意味と力を発揮するものです。
ホームラボは本当の意味で暮らしを支え、理想の住環境を実現するための技術や、
その家で永く暮らすことのできる性能・システムを追求しています。
「快適な生活をしたい」と考えたときにふと疑問が浮かびます。どういう状態が「快適だ!」といえるのでしょうか?
快適と思う要因は人それぞれですが私達ホームラボでは、まず人が肌で感じる温度(体感温度)に着目してみました。
人間が肌で感じる温度(体感温度)には4 つの要素が影響しています。
1 気温私達が、「寒い」「暑い」と感じる時、それは「気温が低いから」「気温が高いから」と言って説明しようとしますが、実は、気温=体感温度というわけではないのです。 |
2 湿度気温が同じでも、湿度が高ければ、蒸し暑く不快感が増しますが、湿度が低ければ過ごしやすくなります。 |
3 輻射熱快適性を考える上で、案外知られていない重要な要素が、「輻射熱」の影響です。 |
4 気流同じ気温であっても、そこに(風)があると、その気温よりも体感温度は低くなります。 |
空調設備だけで室内環境を整えようとするのは間違い!室内の温熱環境を快適にする方法として、まず最初に思いつくのは、冷暖房器具などを取り付けることだと思います。 |
エアコンだけで無理やり室温を調整するよりも…なぜエアコンをこんなにたくさん使っているのでしょうか?それは、家の断熱・気密が十分でないため、熱が外に逃げているからです。 |
冷暖房器具だけでは、快適性は得られない。たとえエネルギーが安く、ふんだんにエアコンなどの冷暖房器具がつかえたとしても、快適な室内空間はつくれません。 |
暖房をすればするほど不快になる?断熱・気密性能の低い住宅で暖房をすると、部屋の上下での温度差が大きく、天井に近い部分は暑いのに、足下は寒いという現象がおこってしまいます。 |
1 高断熱施工 壁面壁面の温度が下がらないように、断熱剤でしっかり包みます。 |
2 高断熱施工 窓壁窓面の湿度が下がらないように、断熱性の高いアルミ樹脂複合ペアガラスサッシを使用します。 |
3 高気密施工 構造構造的な建物のスキマを気密化により少なくします。 |
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こうした工夫で、室内の上下湿度差の小さい快適な空間が実現します。
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さらに全館暖房システムを採用することにより理想の温熱環境を手に入れることが可能になりました。
いくら暖房していても、壁際に座っていると「背中が寒い」と感じることはありませんか?これは、冬、断熱性能の悪い住宅では、壁面の温度が低くなっているためです。壁や窓の温度が低いと、この輻射熱の影響で体の熱が奪われ、部屋は暖かくても、実際は「背中が寒い」と感じてしまうわけです。
夏、壁面全体が熱をもってしまって、クーラーがなかなか効かないといった経験はありませんか?これも壁や窓の断熱性能が影響してることの一つです。断熱性能がよくないと、壁や屋根が受けた日射熱が室内に伝えられ、壁や天井が熱を持ちます。この熱が、輻射熱として体に伝えられ、いくら冷房を効かせても、涼しく感じられません。
これまでの一般的な住宅では、各室ごとに間仕切りをおこない冷暖房をおこなわなければなりません。
よって、室ごと、廊下などで温湿度差が生じてしまいます。
こうした個別の冷暖房は、不快な恩熱環境をつくるだけでなく、結露等を誘発しやすくなり建物の寿命も縮めてしまうことにもなります。
また、住環境においては各部屋ごとの温度差が大きいため、不快な冷暖気が廊下などから居室へ進入してきます。
そのことにより室内の上下温度差が大きくなり、特に冬場は足下が寒い状態になってしまったり、暖房されてない廊下やトイレ、浴室を利用する場合に、身体的、精神的ストレスを受け健康に良くありません。
※ 暖かい部屋から、冷えたトイレや浴室に移ると、皮膚からの体温の放散を減らそうと皮膚の欠陥が収縮する反応が急に起き、血圧が上がります。これが、脳卒中を引き起こす原因となります。お年寄りがいる家庭では特に気をつけたいことです。
高気密高断熱施工により、気密・断熱性能が高いと、少ないエネルギー量で全館冷暖房をおこなうことができ、少ない電気(燃料)代で、快適な温熱環境を維持することが可能です。
(ホームラボは二重断熱工法を採用し、次世代省エネルギー基準よりさらに高い断熱性能を実現しています。)
また、高気密高断熱住宅は、個別冷暖房をする必要がなく、家全体を冷暖房(全館冷暖房)できるので、廊下、トイレ、浴室を含め全ての室を同じ温湿度とすることができ、本当の快適健康住宅が実現できます。
間取りでは、間仕切り壁を少なくしたり、大開口の吹き抜けをとったりと、比較的オープンなプランニングが可能となり、家族の一体感を高める間取り構造も自由自在です。
※ 家全体を一つの空間ととらえて、家族全員で共有するという考え方ができるようになります。「家族」について考えるきっかけになればと考えています。ホームラボが提案する高性能住宅を基盤として、基礎のコンクリートを蓄熱体とした、輻射熱式全館床暖房システムも採用が可能となります。