Historyホームラボの歴史

「自分の大切な人のために家を建てたい」
家族の想いに寄り添い、
世代を超える家づくりを

創業当初から
「本当にいい家ってなんだろう?」を
研究し続けているホームラボ。
これからもホームラボらしい家づくりを
実現していきます。

01立ち上げ

ホームラボの歴史は、弊社代表の徳冨の葛藤と想いから始まります。大学卒業後、大手ハウスメーカーで営業をしていた徳冨は、営業としてお客様とお話しする中で「家を建てようと考えている方は、自分のためではなく大事な人のためなんだ」という気づきや、家づくりを通して見えてきた施主様ご家族の愛情や真剣な想いに心を打たれつつも、実際にお客様がハウスメーカーを選ぶ基準は曖昧で漠然と選ばれていること。
さらにハウスメーカーの社員も、家についての正しい知識ではなく、「自社の建てる家が、いかに優れているか」という視点のみを叩き込まれてお客様と接していること。そんな現状への葛藤でした。
本来家づくりのプロとして知っておくべき業界の時流や、住宅の性能・構造については、会社員では学ぶ機会がありません。定められた基準に従った家を建ててはいるものの、このやり方では家が長持ちしないということも徐々にわかっていきました。そんな中、徳冨は父が経営している建設会社の手伝いをするために大手ハウスメーカーを退職します。
地元に根ざす父の会社で、現場に入り、職人さんたちと関わり、建材(建物に使う商品)の開発を行うなど、さまざまな経験を経ていく中で「市場にある住宅より、ずっと性能の高い家を安く提供できるのではないか?」という想いがだんだん大きくなっていきました。そして1998年(平成10年)5月、ホームラボを設立します。「家・家族」の意味を持つ「ホーム」と、家づくりを研究し続けていくという「ラボラトリー(研究所)」を組み合わせた社名をつけました。

02高品質の家を追求

ホームラボを立ち上げ、事業を開始した1998年当時、住宅の温熱環境や構造に対する世間の関心は高いものではありませんでした。1995年の阪神・淡路大震災を機に、建築基準法改正(2000年)により構造体の耐震性は見直しが進みましたが、温熱環境に関しては「冬は寒く、夏が暑いのは当然」という意識が、業界に根強く残っていました。しかし徳冨は、この当時から温熱環境の改善を図る必要があると考えました。家族の気配を感じながら生活できるオープンな間取りは、間仕切りが少ないので、温熱環境が悪いとエアコンを使っても夏は暑く冬は寒くなってしまうからです。
「家は自分のためじゃなく、自分の大切な人のために作るもの」という考えに立ち返り、「心から自分がいいと思える家」を考え抜いた結果、次世代省エネ基準をはるかに上回る高性能な家を作ろうと舵をきったのです。
そこで、実際にモデルハウスを建て、お客様が家の性能を体感してもらいやすい「断熱性」を体験できる場を設けました。高断熱の家は「夏でも涼しい、冬なのに暖かい」空間の心地良さを実感できます。
久留米市山川沓形町に最初のモデルハウスを建てたのは会社としては二年目を終えたばかりで、財務上の余裕はありませんでした。それでも「お客様に、高性能の家で過ごす体験を提供したい」「今やらねば!」という強い使命感で踏み切ったのです。こうして出来た最初のモデルハウスは、次世代省エネ基準を上回る性能を備え、高い断熱性・気密性を実現し、床下暖房システムを導入した九州では二つと無いモデルハウスになりました。もちろん今でも現役で、お客様をお迎えしています。

03まちの幸せを考える

設立時から「その家が10年後もスタンダードになり得ているか」という視点を家づくりの基準にしてきました。実際、20年前に建てた家でも、現在の省エネルギー基準とほぼ変わらない性能を持っています。現状に満足せず、これからも「10年後もスタンダード」を実現するために、海外や日本のエネルギー基準がどうなっているか、改定があれば情報収集を行い、高品質な家づくりの技術を磨き続けています。私たちが「未来の基準」まで視野に入れ、高品質の家づくりにこだわる理由の一つは「子供、孫の代まで住み継いでいける、いい家を一緒に作りたい」ということ。もう一つは「高品質で飽きがこない美しい家は、その家がある町の財産になる」と考えているからです。
戦後日本の住宅業界はスクラップ&ビルドが常識で「20年経てば家の価値はゼロになる」のが現実でした。しかし、2007年頃から「つくっては壊す」フロー消費型の社会から「いいものをつくって、 きちんと手入れして長く大切に使う」ストック型社会へ転換を図る試みが「住宅の長寿命化への取り組み」のビジョンとして政府から示されました。そうした時代の変化を受け、ホームラボは自社のミッションを見直しました。
お客様の要望に従って家を建てることにとどまらず、次世代にも受け継がれる家を作り、家守りとしての役割を果たすこと。遠い未来、家を建てたご家族がその家を手放す時も、高性能で愛される中古住宅として、その町で家探しをしているご家族へ提供していくこと。数十年という長いスパンで「住宅」に携わり、お客様や地域に貢献していくことが、私たちの存在理由でありミッションだと考え、ホームラボは新築住宅の会社から、総合住宅会社として転身したのです。

04総合住宅会社として
100年先を見据えた家づくり

2014年、私たちは「愛されつづける家でまちと家族を豊かにする」という新コンセプトを掲げました。
性能・デザイン共に世代を超えて愛される家が増えれば、“まち”の価値を、ひいてはその家そのものの価値を高めることに貢献できます。また、100年以上長持ちする家をつくるために、正しく家を維持・管理していくシステムや体制づくりにも取り組んでいます。
2001年、次世代省エネネルギー基準を上回り太陽光発電システムや全館床暖房システムを採用した完全注文住宅「HORMONY(現HOME i)」の発表を皮切りに、ホームラボを代表する住宅である「Simple BOX(現BOX)」や「NEST」など、新商品のリリースや、デザインリニューアル、新ブランドの立ち上げをおこなってきました。2010年にはリフォーム、住宅管理部門である「ハウスラボ」を設立、2012年には、不動産や相続を含め住生活を総合的にサポートする「まち住まいる」がスタート。2019年には雑貨店「MONOGATARI shop」がオープンし、これまで「家」に関わるさまざまなサービスを展開しています。こうした取り組みの根幹には、創業当時に抱いた「家づくりを研究し続けていく」姿勢と情熱があります。
これからも私たちは、ホームラボだから提供できる高性能な家と、楽しい家づくりの体験をお客様にお届けしながら、2世代先、3世代先まで、家族の幸せを紡ぎつづける会社でありたいと考えています。

沿革

1998 久留米市東合川に株式会社として設立
マザーシリーズ 発表
低価格・高品質住宅
2000 久留米市山川沓形町に
モデルハウスオープン
2001 HARMONY 発表 次世代省エネルギー基準
太陽光発電システム
全館床暖房システム
2003 彩-irodori- 発表
Simple Box 発表
デザインを住宅選択の1要素に
外形固定型フリープラン住宅
2004 日本の家・郷土の家を提案
杉赤身材を提案
2005 Plus Box 発表 デザイン言語・デザインルール
2006 Simple Box ZERO 発表
NEW HARMONY 発表
だれもが手の届くゼロエネルギー
二重防水空冷機構の屋根
三重断熱工法
2007 次世代アパート商品 発表 賃貸住宅に高性能という付加価値
2008 NEW HARMONY改訂版 発表
2010 リフォーム・住宅管理部門
ハウスラボ設立
住宅履歴情報蓄積開始
住まいの定期点検開始
2011 次世代型企画住宅
PRODUCT BOX 発表
不動産部門 スタート
長期優良住宅
2012 住生活産業 まち住まいる スタート
2013 FREEQ HOMESシリーズ 発表
2014 まち住まいる
みい町店 オープン
2016 次世代型デザイン住宅
SUMUTO 発表
2017 i-works project 発表
2019 MONOGATARI オープン
THIS LIFE ブランド オープン
2021 BinO KURUME ブランドオープン

数字で見るホームラボ

設立

1998

福岡県久留米市東合川に設立。低価格・高品質住宅を発表。

新築住宅建築戸数

560棟以上

創業した1998から2022年までに、手がけてきた新築住宅の累積棟数。

耐震等級(最高等級)

3

数百年に一度の地震でも、倒壊・崩壊しない住宅を耐震等級1、その1.5倍に耐えうる住宅が耐震等級3と認定され、ホームラボは許容応力度計算による耐震等級3を標準仕様。

認定長期優良住宅

87% (2021年度)

建築した住宅の中で2009年にスタートした「長期優良住宅認定制度」の基準をクリアし、認定を受けている「長期優良住宅」の割合。2012年〜2022年現在の累計割合は61.91%

外皮平均熱貫流率
UA値

0.34W/m²・k以下

熱の逃げやすさの値で数値が小さいほど高断熱。長期優良住宅基準0.87W/m²・k。地域区分一の北海道の基準でも0.46以下

建築物省エネルギー性能
表示制度 BELS

100%達成

住宅の省エネ性能に対する評価「BELS」。
ホームラボは2020年度までに設定されていた100%の目標を2019年度すでに達成。

住宅履歴情報
「いえかるて」登録

88% (2021年度)

住宅の設計・施工、維持管理、権利及び資産に関する情報を正しく登録・蓄積・管理している住宅の割合。「いえかるて」開始時の2012年〜2022年現在の累計割合は70.89%

建築後の定期点検

5年間で2回?

3年に1度プロの手で定期的に点検を実施。住宅の状態を把握し、災害時やリフォーム時に迅速かつ適切な復旧や補修を行ないます。

ZEHビルダー評価制度

5つ達成

ZEHビルダー評価制度は、省エネルギー性能が高い家づくりに対して、どれだけ実績があり注力しているかの評価。全国 でも 5 つ星認定されたビルダーは約5%の狭き門。