美しさの中に、知恵を凝縮したデザイン
美しさの中に、知恵を凝縮したデザイン
HOME LABOが考える「和」をカタチにしたものが〈SUMUTO〉です。この家のテーマは「調和」。
100年間愛され続けるデザインを探し求めていた私たちは、日本人のDNAに深く刻まれた、日本の伝統建築が持つプロポーション(=調和)を再発見したのです。
もっともこだわったのが、家の高さでした。
〈SUMUTO〉は一般的な住宅よりも低く設計されています。
これは、西洋的な発想とバランスで設計された住宅が大半を占める中で、いつしか広がっていった「空間は広く、天井は高いほど良い」という固定観念に対する小さな疑問の提示です。
たとえば、開放的な吹抜けのあるLDKの隣に設けられた、天井の低い和室に座って庭を眺めると、不思議に落ち着いた気分になるように、高い空間と低い空間とのバランスを上手にとることで、やさしく包まれる安心感を得ることもできるのです。
〈SUMUTO〉はプランニングの段階で、そんな日本人ならではの感性を大切にし、天井高を1階は2,250mm、2階は2,100mmという高さに決めました。
〈SUMUTO〉の外観をもっとも特徴付けているのが、大きな切妻屋根です。
この屋根をよく見ると、北側と南側との勾配が違います。
これは、夏の熱い日差しが室内へと射し込むのを防ぐのと同時に、冬の暖かい太陽光を効率的に室内へと取り入れるための工夫です。
二重断熱工法(付加断熱)の採用や、高性能トリプルガラスサッシの標準採用で、高い断熱・気密性能を誇る〈SUMUTO〉に、自然の恩恵を上手に活かす知恵を取り入れたことで、冷暖房にかかるコストを大幅に抑えた、省エネルギー住宅が完成しました。
真正面から〈SUMUTO〉を見たときに、まず目に飛び込んで来るのが、左右に大きく張り出した下屋(げや)です。
「和」の印象を決定づける、外観上の大きなポイントとなっています。
張り出した庇も深いので、天気の悪い日も出窓を開け放って、和室から雨の風情を楽しむような暮らし方もできます。
子どもの頃の夏休み、おじいちゃんやおばあちゃんの家で過ごした想い出を持つ人も多いのではないでしょうか。
水遊びやスイカの種とばし…そんな、縁側でのシーンを思い出しませんか。
室内でもない、屋外でもない、自然に寄り添ってきた日本の暮らしに取って縁側は特別な存在だったのです。
〈SUMUTO〉には、ぜひこの縁側を採用したいと、設計の初期段階から検討していました。
そして、大きく張り出した南側の軒の下に長い縁側を設けました。
LDKの床とも高さをあわせていますので、窓を開けたときの開放感も抜群です。
庭に植えられた草花が、忙しく過ぎていく日々の中でふと、季節の移ろいを教えてくれます。
〈SUMUTO〉で育った子どもたちが成長したときに、縁側で過ごしたたくさんの想い出が財産になるように…そんな想いを込めて設計した場所です。
HOME LABOが〈SUMUTO〉で実現させたかったのは、単なる飽きのこない外観ではありません。
屋根の高さや角度、軒の長さ、縁側の張り出しなど、長い年月をかけて先人達が完成させてきたデザインの持つ意味を深く理解し、かつての穏やかでゆるやかな暮らし方に、少しでも近づきたいと願ったからです。
強固な基礎、堅牢な骨格、メンテナンスを考慮した仕様をはじめ、〈SUMUTO〉はあらかじめ、50年、100年住み続けることを想定して企画・開発されています。
世代を超えて住み続けられる〈SUMUTO〉で、ご家族の思い出を積み重ねてください。
EXTERIOR
白、黒、そして茶色と、〈SUMUTO〉には3つのカラーバリエーションを用意しました。
どの色も、要所に使用された天然木の色合いとマッチして、自然で温かみのある印象に仕上がります。
下屋の下部に天然木の板を張り、よりナチュラルな印象の仕上げ、下屋を取り、玄関を内側へと引き込んだ仕上げ、左の仕様に出窓を設けた仕上げと、3つの色と組み合わせると選択肢は12種類。
あらかじめ細部まで緻密にデザインされていますので、どの色と形の組み合わせも、令和に生まれたモダンな「和」のコンセプトを逸脱することはありません。
完成前からその家で暮らす家族の日常を、リアルに想像できる安心感も、〈SUMUTO〉が選ばれる理由のひとつです。
INTERIOR
「何気ない、日々の暮らしを大切にしたい」そう考える人々に向けてプランニングされた〈SUMUTO〉は、細部を彩る部材や造りにも徹底的にこだわりました。
吹抜けの高い窓から射し込む自然光で明るいLDKは、床と柱を杉で統一。
フルオープンにできる窓を全開にすれば、ウッドデッキを介して室内と庭とがつながります。
その上部は深い庇で守られていますから、ソファに腰掛け、雨を眺める何もしない休日…。
そんな贅沢な時間を過ごすこともできます。
低めに設定された天井で、包まれるような落ち着いた空間に仕上がった和室には、程よい高さの出窓を設置しました。
〈SUMUTO〉専用に設計された障子も、「和」の空間に暮らす歓びを感じさせてくれます。
PLAN
4人家族の快適な暮らしを実現する、4LDKのプランが基本となっています。
しかし間取りは、ご家族の人数や暮らし方のスタイルによって、フレキシブルにアレンジすることも可能です。
それぞれのご家族の個性に合わせて、間取りのアレンジをお手伝いするのは、経験豊富な建築士。自然に寄り添った暮らしのために設計された〈SUMUTO〉にとって、家を建てる方位は、大変重要なファクターです。
事前に建築士が土地の調査を行い、季節ごとの日の通り道や風向きなどを把握した上で、ベストなプランをご提案します。
キッチン、浴室、トイレなどの設備機器は、メーカーを問わず、お客様が自由に選ぶことができます。
何を選べば良いかわからない…というお客様にも、担当のインテリアコーディネーターが親身になってアドバイスしますので、どうぞご安心ください。
PERFORMANCE