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先週の月曜日に『久留米の家』棟上げ致しました。

(正確には棟は上げたものの、いわゆる棟上げの時に行う仕事は次の日まで)

棟上げっていいです。というか私は結構好きです。

基礎だけがある状態から、一気に家の骨組み・骨格が出来上がっていくのはすごく不思議な感じです。昔の人が神事と捉えたのも無理からぬこと。神事というか神事を執り行ったわけですが。

棟上げの夜に昔を思い出して(懐古主義?)、その家の一階で酒席を設けて棟梁、大工さん、クレーンの方、スタッフと宴を開きました。

ほんとに懐かしい光景でした。

棟梁たちも「最近はないよね」とか。

うちのスタッフも若い人は「初めてです」

ちょっと年の方は「20年くらい前に経験したのが最後」

今はいろいろと事情が変わって棟上げの後に宴会はちょっと難しいです。

それはいいことだと思うけど、寂しいなぁって気持ちもおじさんにはあるのです。

自分のとこの家だってのと、大通りに面した比較的住居の少ない場所だからとご近所に甘えて行わせていただいたというとこです。

しかしながら、やっぱりやってよかった。

みんなの笑顔が、語り合う声が、少し肌寒い秋の夜にとても合っていて嬉しかった。

壁を作ったら二度とみれなくなる角度に月が出ていてとても美しかった。

うまい酒、みんなの笑顔、とても幸せな時間で、二度とない瞬間を切り取って束ねた唯一無二の時間。きっと忘れないだろうな。いつまでも人に話したくなる、そんな光景。

こんな時間の積み重ね(積層)が家を作っていくんだと改めて実感しました。

みんなほんとにありがとう。

良い家になると確信しました。

伊礼先生 ありがとうございます。

「早すぎるよ!」って言われそうですが。

誰かにお礼を言う時ってほんとに幸せな時間なので、何度もお礼を言いたいのです。

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